「地方創生も大事だが少子化対策はもっと大事。自民党は、中長期的な施策を考える政党になるべき」と会場を沸かせた野田聖子氏

    東京都不動産のれん会は13日、帝国ホテル(東京都千代田区)で創立55周年を記念した特別例会を開いた。

    例会には、前環境副大臣の井上信二衆議院議員、自民党前総務会長の野田聖子氏、元国土交通省都市局長の加藤利男氏、同省土地・建設産業局長の毛利信二氏などの来賓が多数参加した。

    同会を記念して講演を行なった野田聖子氏は、日本が新たな成長戦略を描くためのテーマとして「女性」「農業」「観光」を挙げ、「今や、日本の家庭には大黒柱は存在せず、女性が子育ても仕事も両立する時代。一家で女性と男性が6時間づつ働けば12時間労働になる。先進国ほどサービス業が発達している。日本ほど歴史資産がある国はない。観光を売り込むべきだ。日本の農業は化学で発展し、世界一おいしい農作物を作る技術がある。これを外国で売るべきだ」など持論を展開。「強い日本でなく、やさしく柔軟で、多様性のある日本を作るべき」とした。

    不動産ニュースと不動産業務のためのサポートサイト 月刊不動産流通掲載

    (2015/3/16 現)