住宅を購入するときは、まず不動産広告を見ることから始まります。新聞広告や住宅情報誌が一般的ですが、不動産会社や信託銀行の店頭広告を見ることもできます。はやる気持ちを抑えて、広告は慎重にチェックしたいものです。
良い広告とは
それは、正確で情報量の多い広告です。広告を見るだけで、
- 直接現地に行くことができる広告
- 登記などを調べることができる広告
など良い広告と言って良いでしょう。
広告のチェックリスト
業者の取引態様 | 売主、買主、媒介、代理の別が表示されているか。 |
業者の免許証番号 | 無免許業者とは取引しないこと。 |
物件の所在地 | 1.分譲物件は地番まで表示されているか。 2.分譲物件以外は丁目まで表示されているか。 |
交通等の利便 | 最寄り駅から物件までの距離、所要時間(徒歩、バスの別) *徒歩所要時間80mを1分で計算してある。 |
価格 | 最低価格帯、最高価格、平均的な価格帯(最多販売価格帯) |
前面道路の状況 | 公道か私道か、私道負担があるか。 |
権利 | 通常は所有権。賃借権等のときもある。 |
地目 | 通常は宅地。田、畑の場合は要注意。 |
ローン | 金融機関名、融資額、利率、貸与期間、提携か紹介か。 |
法令に基づく制限 | 用途地域や建ぺい率など。市街化調整区域の場合は要注意。 |
許可番号 | 物件に必要な宅地造成、建築確認などの許可番号。 |
中古住宅の広告などでは、チェックリストにあるような詳しいことはわかりません。詳しく知りたい場合は電話でよく確かめてください。ただし、業者にあなたの住所をむやみに教えないように。
良心的な業者は、あなたに必要な情報と考える時間的ゆとりを与えてくれます。